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「色からのメッセージ」第16話 ハーブティーの効能と色 No.1

第16話 ハーブティーの効能と色 No.1


あわただしい日々のひとときにゆとりを与えてくれるハーブティー。ヨーロッパでは民間療法として古くから親しまれてきました。風邪をひいたりお腹をこわしたりといった、ちょっとした不調のときにハーブティーを飲むといった習慣は古くからあったようです。お茶になるたくさんのハーブは多くの薬効が知られていますが、ハーブティーの魅力はなんといっても色、香り、味です。自然の植物の色とお茶になったときの色はまた違いますが、ハーブティーの優しい効力は色の放つ力と似ています。


それぞれのハーブティーが持つ薬理効果はハーブによって様々ですが、共通しているのは抗酸化作用です。食物が消化され、体内で代謝が行われる過程で発生するのが活性酸素であり、老化などの原因となるといわれていますが、これらを無毒化するような成分がハーブにはたくさん含まれているといわれます。


ハーブティーの効果は3つに分けられます。一つ目はリラックス効果のあるもので、イライラをしずめバランスを取り戻す作用のあるものです。二つ目はリフレッシュ効果のあるもので、疲労回復に役立ちます。三つ目は利尿効果のあるもので、新陳代謝を高めることが美容と健康につながります。


ドライハーブ、摘みたてのフレッシュハーブ、手軽なティーバッグタイプとありますが、原産国によって香りや効能等異なることが多いので、学名や原産国、使用部位などの表示も意識して選んでください。


カモミール・ティー

風邪、腹痛などの民間薬として親しまれてきたハーブティーの代表です。鎮静作用、消化促進作用、リラックス効果もあるので不眠症や便秘、冷え性、貧血の改善にも役立ちます。またホルモンのバランスを整え、生理不順の改善にも役立ちます。お茶の色は濃いイエローで、お茶に使う部位は花の部分です。


エキナセア・ティー

インフルエンザやアレルギーに有効で病気にかかりにくい体質作りに役立つといわれています。エキナセアは「インディアンハーブ」と呼ばれ、古くから風邪やインフルエンザにかかったときの特効薬として利用されてきました。アレルギーの緩和に役立つほか、最近ではエイズ研究者の間でも注目を集めているそうです。身体の抵抗力を高め、風邪の予防にもよいとされています。抗菌作用もあるので下痢や膀胱炎の緩和にも役立ちます。お茶の色はオレンジイエローで、お茶に使う部位は根の部分です。


ハイビスカス・ティー

刺激のある酸味が特徴です。カリウムを多量に含み、利尿作用があるので二日酔いやむくみ、肌荒れを改善します。酸味の部分は梅干しと同じクエン酸を含み、鉄分やミネラルも豊富で、赤色の色素に含まれるビタミンCは身体の疲れを解消してくれます。お茶の色は赤紫色で、お茶に使う部位はハイビスカスの花ではなく、食用の乾燥した花のガクの部分です。


ドクダミ・ティー

血管を強くして毛細血管を丈夫にするといわれています。ドクダミは毒消しで知られる民間薬草のひとつで、10種の薬効があることから「10薬」ともいわれます。原産国は中国、日本なのでなじみのあるハーブティーです。毎日飲むと利尿や便通を良好にし、血行を促進やむくみの改善に役立ちます。お茶の色は濃い茶色で、お茶に使う部位は茎や葉の部分です。


タイムティー

呼吸器系に対して殺菌作用があるので、アレルギー性鼻炎や喉の痛みにすぐれた薬効を発揮します。抗菌消毒作用があり、花粉症や頭痛、うつ病などの神経系の疾患にも役立つといわれています。料理によく使われるタイムはソーセージやピクルスなどの保存食によく利用されます。一般にタイムといえばコモンタイムを指しますが、他にもレモンタイム、オレンジタイムなどの品種もあります。お茶の色は赤茶色で、お茶に使う部位は全草です。


ハーブティーについては来月号(第17話)でも引き続き連載します。