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「色からのメッセージ」第18話 ハーブティーの効能と色 No.3

第18話 ハーブティーの効能と色 No.3


ハーブティーの香りと色の効力についてお話してきましたが、今回がハーブティー完結編(バラ)となります。それぞれのハーブティーが持つ薬理効果はハーブによって様々ですが、共通しているのは抗酸化作用です。食物が消化され、体内で代謝が行われる過程で発生するのが活性酸素であり、老化などの原因となるといわれていますが、これらを無毒化するような成分がハーブにはたくさん含まれています。


「花の女王」と呼ばれるローズ(バラ)の色、香り、効能は甘く上品な美しさをかもし出しています。ハーブティーやアロマテラピーに使われるバラは「オールドローズ」と呼ばれ園芸品種とは異なり、芳香と薬効に特徴のあるバラでローマ時代より愛好されてきました。キリスト教では赤いバラは殉教、白いバラは純潔で聖母マリアの象徴とされています。


クレオパトラがこよなく愛したといわれるバラは、ギリシャ神話によると「愛と美の女神ヴィーナス」が海の泡の中から生まれたとき、大地が同じように作り出したものが美しい「バラの花」といわれています。色も香りも美しい上品なローズの魅力は、外見だけではありません。内面から美しさを引き出してくれるローズは、女性の美容と健康の味方でもあるのです。


精油を抽出するときにできるローズウォーターは、肌をしっとりさせる美肌効果が高い化粧品として人気があります。またローズの花びらからジャムを作ったり、ローズ・ティーをゼリーなどのお菓子などに利用することもできます。ローズのつぼみ(バッズ)は演出としてお茶に浮かべたりしても素敵です。このようにローズは古くから飲み物やお菓子、化粧品、ポプリなどに使われています。


ローズ・ティー

甘く上品な香りで気分の落ち込みや不安を解消し、美肌効果、浄化作用、解毒作用があります。二日酔い、更年期障害、便秘、肌のシミを改善します。ローズ・ティーはホルモンのバランスを整え、血の巡りを良好にし、精神のバランスを整える働きがあります。鎮静効果があるので心配事があってなかなか眠れない夜にお勧めです。


喉が痛いときは2倍の濃さのローズティーでうがいをするのもお勧めです。他の茶葉やお酒ともよく合いますので、ブレンドをしてローズの色と香りを楽しんでください。お茶の色はイエローで、お茶に使う部位は花の部分です。


ローズヒップス・ティー

日本で何年か前に、一大ブームを巻き起こしたローズヒップス・ティーは誰でも一度は飲んだことがあるのではないでしょうか?ローズヒップスはローズの花の後の実の部分です。トマトと同じ成分のリコピエンを含み、利尿や便通をよくする薬効があります。また、ビタミンCはレモンの20倍、オレンジの10倍も含み、ビタミンA, B, Eも豊富に含み、まさにビタミンの宝庫です。


お茶を浸出したあとの柔らかくなった実は食べるととても甘く、そのまま甘く煮てジャムにしたり、お菓子の材料として使ってもとても美味しいです。果物が手に入らなかった時代にはデザートの代わりに食べたり、シロップにして保存したといわれています。ローズヒップスの実をスプーンなどの背でつぶし、浸出時間を少し長めにするととろみのある深い味わいになります。


目の疲れや便秘、生理中、肌荒れ、夏バテ、風邪などに効果を発揮します。天然ビタミンCをたっぷり補給することが出来ます。利尿作用があるので美肌効果もあり、まさに女性の美容と健康の味方です。お茶の色はオレンジに近いゴールドでお茶に使う部位は実の部分です。


ドライハーブは簡単に市販のものが手に入ります。選ぶときのポイントは食用であることを確認してください。ローズなどは食用とポプリ用の両方がありますので、確認してから求めるようにしてください。またハイビスカスやペパーミントなどは原産国によって香り、色、味に大きな違いがありますので、その違いを楽しむのもいいかもしれません。通常ティースプーン1杯が1人前の目安です。ハーブティーに蜂蜜やジャム、メープルシロップを加えても美味しくいただけます。