第26話 色の力

ピンクのチカラ

色には様々なチカラが潜んでいます。身に着ける色、お部屋の色なども私たちの潜在意識に働きかけています。ならば反対に私たちは色を利用していくことも出来ます。その色が持つチカラを利用していく方法です。今日はピンクのチカラについてのお話です。みなさんはピンク色ってどんなイメージをお持ちでしょうか？

これは実際にあった実験です。一卵性の双子の女の子がいました。顔はもちろん、雰囲気も、髪型も、話し方も、全く一緒のそっくりな双子ちゃん。ある合コンでひとりは黒のドレスで、華やかに美しく決めていきました。もうひとりの子はピンクの洋服で、可憐に優しい雰囲気でまとめていきました。

その合コンで圧倒的に人気があったのはピンクの洋服を着ていた子の方でした。そこで別の合コンで、双子ちゃんは洋服の色を取り替えて望みました。結果はやはりピンクの洋服を着ていた子の方が断然モテモテでした。これはピンク色が出す色の波動に関係があります。ピンクはまさに「愛の色」です。誰かが誰かを愛しているとき、あるいは愛されているとき、その人にはピンクのオーラが現れています。

ピンクを身につけているあなたから、「やさしさ」や「癒し」「愛」を相手が無意識に波動として感じるのです。そしてピンクを身に着けることで、あなた自身もやさしい気持ちになるのです。ベビー服にやさしいピンク色が多いのもその理由ですね。

美容と若返りと健康を実現する、色の呼吸法「カラーブリージング」も全米で大ブームになりました。その中でも特にピンクをイメージして行うピンクブリージングはとても注目されました。ピンクブリージングを実践して大きな変化を遂げた女性が実名を挙げ、写真を公開し、２０歳以上若返った自分の姿を公表した事は女性達の大きな関心を惹きました。

このピンク・ブリージングは心の中で「ピンク色」をイメージします。次にイメージした「ピンク色の空気」を吸い込み、心の中で改善したいと思う部分（例えばしわ、シミなど）に意識を向けます。「患部がこうなってほしい」と思う状態を完全に心に思い描き、その間呼吸を止める、という行程を３回行います。この時に『美しくなっている、若返っている』と念じる事が大切です。

ピンク色を見つめたりイメージする事は美しくなる為に必要なβエンドルフィンやドーパミンといった脳内物質が分泌されやすくなるそうです。また、ピンクを身に着けることで女性ホルモンが活発になります。アンチエイジングにも欠かせないのがピンクなんですね。ピンクの石も美しさ、やさしさなど女性らしい特質を伸ばしてくれるチカラがあります。

ハーバード大学の実験で75歳以上の人に50歳に戻ったつもりで洋服を選び、その時代に流行っていた音楽を聴き、お化粧をして生活してもらったところ、たった５日間で３歳程度若返った、という報告があります。視力、聴力、筋力も増したそうです。これは老化すると分泌されない成長ホルモンが分泌されたからだそうです。

そしてこの実験中、殆どの方が黒、グレー、茶系の洋服を身に着けず、ビタミンカラーと呼ばれるキレイな色の洋服を身に着けていたそうです。中でも一番多かった色がピンク色だったそうです。

ココロが若返ると、人はキレイな色を選ぶ傾向があります。いつもより10歳若返ったつもりで、普段よりちょっとキレイな色を身に着けてみて下さい。また自分を癒してくれる色のモノを、いつも目に入るところに置いて自然と眺めることで、自分の潜在意識にも働きかけてくれます。

色のチカラを上手に活用して、自分のココロも外見も若返って生活してみましょう！何かが大きく変わるかもしれません。