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第9話 食品の色
今回も第8話に続き、食品と色の関係についてお話します。
色は太陽から与えられた生命のエネルギーです。その太陽の光と色を、体内に効果的に取り入れる手段のひとつが食品です。そして、その食品が体内に取り込まれたとき、それらの色のもつエネルギーが放たれます。それは「光のエネルギーそのものを体内に取り入れる」ということです。
自然界から収穫したどの食品も、突き詰めれば日光の作り出した産物です。日光はビタミンの源であり、太陽をふんだんに浴びて育った美しい色の野菜や果物は、ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んだ光のエネルギーの宝庫です。
食品の色は濃ければ濃いほど良く、色もたくさん集中し、良質なビタミンとミネラルの存在を示しています。
天然食品と加工食品は全く「色」が違います。加工食品には太陽の栄養分は入っていません。人類学者は、「各地の先住民族が天然の食品だけを取っていたときには、一生健康を維持していたのに、加工食品に切り替えるようになってからは健康が著しく損なわれるようになった」と報じています。加工食品やインスタント食品などは、光エネルギーをほとんど失っています。
赤カブや、さくらんぼなどの深紅色の食品には造血作用があり、とうもろこし、かぼちゃ、桃などの黄色い食品には緩下効果があります。そして、ほうれん草やグリーンピース、パセリなどの緑色の食品はミネラルを強化します。
このように、食品はすべて色を持っています。色は栄養そのものであり、食品は色彩のエネルギーを凝縮したものです。ですから、食品の色によって、栄養素の種類やその食品が持つ効用を把握することも可能です。食事を通じて太陽から、色のエネルギーを体内に取り込んでいるとも言えるのです。
水も日光を集めることが出来ます。日光に水を当てることによって水は浄化され、味も変化してきます。エドウイン・D・バビット博士によれば、「20分間、日に当てた水は、九層の磁石に通したときのような強い磁化作用をあらわした」と述べています。
色のついたグラスやビンに入れた水を日に当てるだけでも、色の波長を水に帯びさせることが出来るといわれています。
赤いビンと青いビンを用意し、それぞれに水を入れ、日光に当て色の波動を取り込み、用意しておきます。朝は刺激する赤の水を飲み、夜は鎮静効果のある青の水を飲むことで身体に色を取り込むことが出来ます。
そのほか、チャクラの色に合わせたビンを用意し、日光に当てた水を作り、それを飲むことも「色」を身体に取り込む簡単な方法のひとつであると述べています。
このように食品、飲料、目を通して自然の光と色が体内に入るようにすれば、健康の増進に役立ちます。イタリアには「日光が入らなくなると医者が入ってくる」という古いことわざがあるそうです。色は太陽から与えられた命のエネルギーであり、食品の色は、固形化した光なのかもしれません。
「食べ物」と「色」、この二つは私たちの健康にとって大切な関係性があります。 「色を食す」ことは、食事を通じて太陽の色のエネルギーを体内に取り込むことであり、私たちがそのことを更に意識して活用していくことは、心と身体により有効な効果が期待できると言えるでしょう。